会議録区分 定例会  会議録名称 秋田市議会 平成14年 6月定例会会議録 第5日 
会議日 平成14年6月28日 金曜日 
発言内容
◎議事日程
平成14年6月28日(金曜日)

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 議事日程第5号

   平成14年6月28日(金曜日)午前10時開議

第1 議案第65号 秋田市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する件
第2 議案第66号 チャレンジオフィスあきた条例を設定する件
第3 議案第67号 秋田市都市環境の創造および保全に関する基本条例を設定する件
第4 議案第68号 秋田市都市景観条例を設定する件
第5 議案第69号 秋田市都市緑化の推進に関する条例を設定する件
第6 議案第70号 秋田市宅地開発に関する条例を設定する件
第7 議案第71号 秋田市屋外広告物条例の一部を改正する件
第8 議案第72号 秋田市市税条例の一部を改正する専決処分について承認を求める件
第9 議案第73号 平成13年度秋田市一般会計補正予算(第7号)に関する専決処分について承認を求める件
第10 議案第74号 平成13年度秋田市土地区画整理会計補正予算(第4号)に関する専決処分について承認を求める件
第11 議案第75号 平成13年度秋田市下水道会計補正予算(第3号)に関する専決処分について承認を求める件
第12 議案第76号 附帯控訴を提起する件
第13 議案第77号 住居表示の実施区域および当該区域における住居表示の方法を定める件
第14 議案第78号 町および字の区域ならびにその名称を変更する件
第15 議案第79号 市道路線を廃止する件
第16 議案第80号 市道路線を認定する件
第17 議案第81号 秋田市旧ガス局庁舎大規模改修電気設備工事請負契約を締結する件
第18 議案第82号 秋田市旧ガス局庁舎大規模改修機械設備工事請負契約を締結する件
第19 議案第83号 大森山動物園「大型ネコ科展示舎」(仮称)整備工事請負契約を締結する件
第20 議案第84号 市道川尻広面線緊急地方道路整備事業電線共同溝整備工事請負契約を締結する件
第21 議案第85号 緊急地方道路整備事業市道飯島金足線道路改良工事(下新城工区)請負契約を締結する件
第22 議案第86号 秋田市立中通小学校管理棟南側大規模改造工事請負契約を締結する件
第23 議案第87号 平成14年度秋田市一般会計補正予算(第1号)の件
第24 議案第88号 平成14年度秋田市土地区画整理会計補正予算(第1号)の件
第25 議案第89号 平成14年度秋田市老人保健医療事業会計補正予算(第1号)の件
第26 請願第20号 就学援助の充実について(一部)
第27 陳情第74号 秋田温泉入口バス待合室の改善等について
第28 陳情第75号 有事関連三法案の慎重審議について
第29 閉会中審査の件
第30 (議)第6号 非核三原則の堅持に関する意見書提出の件
第31 (議)第7号 法人事業税への外形標準課税の導入反対に関する意見書提出の件
第32 (議)第8号 介護保険制度の改善に関する意見書提出の件
第33 (議)第9号 未就学児の医療費無料化の実現に関する意見書提出の件
第34 秋田市農業委員会委員推薦の件
第35 議員派遣の件
第36 同意第3号 秋田市固定資産評価員の選任について同意を求める件
第37 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について意見を求める件

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◎付議事件
 本日の会議に付した事件

   議事日程に同じ

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◎出席議員
 出 席 議 員 (44名)

     1番   加賀屋  千鶴子    2番   明 石    叡
     3番   成 沢  淳 子    4番   小 林  一 夫
     5番   花 田  清 美    6番   武 藤  真 作
     7番   菅 原  弘 夫    8番   小木田  喜美雄
     9番   佐々木  幸 雄    10番   佐々木  勇 進
     11番   猪 股  竹 作    12番   藤 田  正 義
     13番   田 口    聡    14番   塚 田    勇
     15番   淡 路  定 明    16番   相 場  金 二
     17番   三 浦  芳 博    18番   加賀谷  正 美
     19番   佐々木  晃 二    20番   柏 谷  幸 彦
     21番   米 山  七 郎    22番   鈴 木  忠 夫
     23番   宇佐美  洋二朗    24番   瀬田川  栄 一
     25番   芦 田  晃 敏    26番   渡 辺  良 雄
     27番   安 井  貞 三    28番   佐 原  孝 夫
     29番   荻 原    守    30番   長谷川  昭 一
     31番   小 西  謙 三    32番   鈴 木  嘉 重
     33番   前 田  喜 蔵    34番   新 岡    雅
     35番   近 江  喜 博    36番   保 坂  直 一
     37番   大 塚  隆 一    38番   相 原  政 志
     39番   菊 地  達 雄    40番   赤 坂  光 一
     41番   渡 辺  一 男    42番   高 橋  智 徳
     43番   鈴 木  孝 雄    44番   榎      清
                                          
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 欠 席 議 員 (なし)

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◎説明員
 地方自治法第121条による出席者

 市     長  佐 竹  敬 久    助     役  相 場  道 也
 助     役  松葉谷  温 子    収  入  役  保 坂  五 郎
 教  育  長  飯 塚    明    総 務 部 長  高 橋  健 一
 企画調整部長   畠 山    茂    財 政 部 長  大 山  幹 弥
 市民生活部長   平 山  武 志    福祉保健部長   藤 枝  禮 助
 保 健 所 長  佐々木  秀 平    環 境 部 長  我 妻  弘 思
 商 工 部 長  藤 本  六 男    農 林 部 長  赤 川  久 雄
 建 設 部 長  佐々木  敏 雄    下水道部長    佐 川  弘 道
 都市開発部長   楢 橋  康 英    美術工芸短期   佐 藤  英 實
                      大学事務局長
 水道事業管理者  諸 沢    進    交通事業管理者  伊 藤    高
 消  防  長  佐 藤  正 敏    監 査 委 員  小 野  靜 男
 病院事務局長   田 中  政 博    選挙管理委員会  佐々木    均
 農業委員会    中 川  謙 次    事 務 局 長
 事 務 局 長                                  
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◎事務局出席職員
 事務局出席職員

 事 務 局 長  菊 谷    明    同  次  長  富 岡  寿 夫
 議 事 課 長  内 山  幸 夫    議事課長補佐   堀 井    満
 調 査 係 長  宇佐美  隼 人
                                 外関係職員

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◎開議

 午前10時1分 開  議

○議長(高橋智徳) これより本日の会議を開きます。
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◎議長の報告
 議長の報告

○議長(高橋智徳) 議長の報告は朗読を省略いたします。
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◎議案の審議
 日程第1 議案第65号 秋田市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する件から

 日程第28 陳情第75号 有事関連三法案の慎重審議についてまで

○議長(高橋智徳) 日程第1議案第65号秋田市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する件から日程第28陳情第75号有事関連三法案の慎重審議についてまで、以上の各案を一括議題といたします。
◎委員長報告
 各委員長の報告を求めます。
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 総 務 委 員 長  報  告

○議長(高橋智徳) 総務委員長、鈴木嘉重さん。
     【32番 鈴木嘉重議員 登壇】
○32番(鈴木嘉重) 総務委員会に付託になりました議案並びに陳情につきまして、委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 最初に、議案第65号秋田市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する件につきましては、慎重審査の結果、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以下、件名は省略いたします。
 次に、議案第72号、議案第73号のうち総務委員会関係、議案第81号、議案第82号、議案第83号、議案第84号、議案第85号及び議案第86号の各案につきましては、慎重審査の結果、いずれも全員一致をもちまして原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第87号のうち総務委員会関係につきましては、本案に反対の立場から、本補正予算には、次の3つの観点から反対するものである。
 1点目として、太平山リゾート公園整備事業については、公園全体の整備事業そのものについて、ザ・ブーンを中心とした道路の整備などに限定し、新たな事業展開はすべきではないと主張してきたこと。また、グラウンドゴルフ場はもっと身近な場所につくるべきであること。
 2点目として、(仮称)拠点センター整備事業については、20世紀型の事業であり、本市の身の丈にあったものにすべきと主張してきたこと。また、市民の意見を十分くみ上げたものではなく、大手ゼネコンが主導する秋田らしさのない全国的に画一化された事業であることなどから、根本的に事業を見直すことを主張してきたこと。
 3点目として、現在、国会で論議されている国の医療制度改革に対しては、国民の5人に1人が署名したこととなる約2,600万の反対署名や、約60%の国民が反対という世論調査の結果もあり、反対するものであるが、本補正予算の老人保健医療事業会計繰出金については、さきの改革方針に基づく健康保険法等の一部を改正する法律案により、70歳以上の医療費自己負担の月額限度額を見直し、自己負担率を定率1割、高所得者は2割へ改正しようとすることに対応するための老人・福祉医療電算システム改造等への繰り出しであることとの意見があり、本案は、採決の結果、賛成多数をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、陳情について申し上げます。
 陳情第75号につきましては、願意を妥当と認め、国会へ意見書を提出することとし、全員一致をもちまして採択すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして総務委員会の報告を終わります。
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 厚 生 委 員 長  報  告

○議長(高橋智徳) 厚生委員長、淡路定明さん。
     【15番 淡路定明議員 登壇】
○15番(淡路定明) 厚生委員会に付託になりました議案並びに陳情につきまして、委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 最初に、議案第77号住居表示の実施区域および当該区域における住居表示の方法を定める件及び議案第78号町および字の区域ならびにその名称を変更する件については、関連がありますので一括審査いたしました。両案は、慎重審査の結果、いずれも全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以下、件名は省略いたします。
◇次に、議案第87号のうち厚生委員会関係について申し上げます。
 初めに、身体障害者福祉施設整備費補助金及び老人福祉施設整備費補助金に関してです。社会福祉法人晃和会は、(仮称)拠点センター内に福祉施設を整備するに当たって、市や社会福祉・医療事業団から約1億円もの借り入れをすることになっているが、償還は滞りなくできるのかとの質問がありました。これに対し、高齢者福祉の一部が従来の措置制度から介護保険制度へ移行したが、介護報酬は措置費と異なり、原則としてその使い道が制限されていないことから、晃和会においては現在経営している特別養護老人ホームやその他の介護保険関連事業の介護報酬により十分償還はできると考えているとの答弁がありました。
 次に、(仮称)旭北地区コミュニティセンター建設調査費に関連して、建設の候補地はあるのかとの質問がありました。これに対し、候補地は地元と十分協議の上、現在のところ3カ所に絞り込んでいる。1カ所目は、大町四丁目の旧ピカデリー映画館跡地で、現在は駐車場になっているところである。2カ所目は、すずらん通りを挟んだ向かい側の大町三丁目の土地であり、これも現在は駐車場になっている。3カ所目は、大町四丁目の旧農林中金跡地であり、現在農業会館別館が建っているところである。この3カ所については、それぞれの所有者に折衝したところ、いずれも売却の意思があることを確認しており、今後の交渉により建設地を選定するものであるとの答弁がありました。
 さらに、その候補地の面積はどれくらいあるのかとの質問があり、旧ピカデリー映画館跡地は1,598平方メートル、大町三丁目の駐車場は1,199平方メートル、旧農林中金跡地は2,386平方メートルとなっているとの答弁がありました。
 以上の質疑応答の後、反対の立場から、身体障害者や高齢者の福祉施設整備に対する補助については異論はないが、老人保健医療事業会計に対する繰出金は、健康保険法の改正を見込んだものであること。福祉施設は、地域バランスを考慮しつつ、地域に密着した場所に整備されるべきであり、(仮称)拠点センター内はふさわしくないこと。(仮称)拠点センターの整備には当初から反対してきた経緯があり、同センター内に整備される福祉施設の整備費補助金や建設に伴い移転される秋田駅東仮自転車駐車場の整備費には賛成しかねるとの意見がありました。
 一方、賛成の立場から、(仮称)拠点センターの整備は本市にとって重要な施策であり、福祉施設の整備についても積極的に推進すること。秋田駅東仮自転車駐車場整備については、移転に伴ってトラブルが発生しないよう努力すること。(仮称)旭北地区コミュニティセンターの建設に関連して、旭北地区の後、保戸野、新屋と順次進んでいくと思うが、これまで建設時期については何年度ころまでには道筋をつけたいという程度で明確な回答をしていないことから、その施設が単体であれ複合であれ、真剣に検討を行い、早い時期に結論を出して委員会に示すこと。用地選定に当たっては、従来の基準などにとらわれず、地域内での利便性を考慮して選定すること。第9次秋田市総合計画に示したコミュニティー施設の整備を100%遂行できるように、その第一弾としての(仮称)旭北地区コミュニティセンター建設を迅速に進めることとの意見があり、採決の結果、本案は、賛成多数をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第89号についてでありますが、反対の立場から、国民の負担を増す健康保険法の改正を見込んだ補正予算であるので賛成しかねるとの意見があり、採決の結果、本案は、賛成多数をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、陳情について申し上げます。
 陳情第74号の第2項につきましては、願意を妥当と認め、全員一致をもちまして採択すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして厚生委員会の報告を終わります。
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 教 育 産 業 委 員 長  報  告

○議長(高橋智徳) 教育産業委員長、渡辺良雄さん。
     【26番 渡辺良雄議員 登壇】
○26番(渡辺良雄) 教育産業委員会に付託になりました議案並びに請願、陳情につきまして、委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 最初に、議案第66号チャレンジオフィスあきた条例を設定する件につきましては、本案に賛成の立場から、本条例は情報通信等の今後成長が見込まれる分野において創業しようとする者等への支援に関する条例であるが、既存の企業に対しても、この事業とは別の視点から支援するよう配慮することとの意見があり、本案は、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以下、件名は省略いたします。
◇次に、議案第73号のうち教育産業委員会関係につきましては、慎重審査の結果、全員一致をもちまして承認すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第87号のうち教育産業委員会関係について申し上げます。
 委員から、ふるさと子どもドリームアップ事業は何年度で終了するのか、また、この事業がこれまで果たしてきた役割はどのようなものであり、どのような効果があったと考えているのかとの質問があり、当局から、県教育委員会、中央教育事務所等に確認したところ、現段階では14年度をもって終了する予定であるということである。また、バス等を利用しての屋外での学習や外部に講師を依頼しての学習など、総合的な学習の時間と関連するものや学校行事としての活用など、体験的な活動を行うことができ、子供の主体性や自主性をはぐくむことができたことから、一定の効果はあったものと考えているとの答弁がありました。
 次に、土地利用型農業生産振興事業について、14年度は大豆団地化面積が前年度の158ヘクタールから198ヘクタールへと40ヘクタール増加するようであるが、地区別の団地化面積はどのようになるのか、また、本市の大豆団地で生産されている大豆は、本市でどのくらい流通しているのかとの質問があり、当局から、JAの地区単位別の面積は、中央地区18.5ヘクタール、東部地区10.5ヘクタール、南部地区43ヘクタール、西部地区75ヘクタール、北部地区51ヘクタールとなっており、特に増加したのは北部地区で、圃場整備により排水が改善されたため、団地化が図られたものである。また、本市市場における流通については、13年度実績で約310トンの生産量のうち、約8割の245トンを3等級以上としてJA全農あきたへ出荷しており、ほとんどを県外業者が買い付けしている。残りの約2割は、主に生産者が自家製のみそなどの加工用として消費しているとの答弁がありました。
 以上の質疑応答の後、本案は、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、請願、陳情について申し上げます。
 最初に、請願第20号のうち第1項につきましては、願意を妥当と認め、国会及び関係行政庁へ意見書を提出することとし、全員一致をもちまして採択すべきものと決定いたしました。
 次に、陳情第74号のうち第1項につきましては、願意を妥当と認め、全員一致をもちまして採択すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして、教育産業委員会の報告を終わります。
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 建 設 委 員 長  報  告

○議長(高橋智徳) 建設委員長、猪股竹作さん。
     【11番 猪股竹作議員 登壇】
○11番(猪股竹作) 建設委員会に付託になりました議案につきまして、委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
 最初に、議案第67号秋田市都市環境の創造および保全に関する基本条例を設定する件について申し上げます。委員から、本条例は抽象的で漠然としているが、この条例のポイントは何かとの質問があり、当局から、本条例は、13年に策定した第5次秋田市総合都市計画における目指すべき都市の姿の実現を制度面で支えるため、基本理念を定める基本条例として設定するものであり、その基本理念のもとに、秋田市都市景観条例、秋田市屋外広告物条例、秋田市都市緑化の推進に関する条例、秋田市宅地開発に関する条例の4つの実施条例を設定しようとするものであるとの答弁がありました。
 以上の質疑応答の後、本案に賛成の立場から、基本条例の推進に当たっては、現時点での秋田市の都市環境がどうなっているのか、また、その特徴は何か、さらに、その中で何を守って、どのような21世紀の秋田市を創造していかなければならないのかという点について、確固たる長期的な見通しを立てて当たること。審議会については、事務局の主導により行政の意向がそのまま反映されるようなものであってはならないので、情報公開をするとともに、委員の選任に当たっては公選制を採用するなど、市民からもさまざまな意見を取り入れ、審議が活性化していくよう改善すること。市民に対して、秋田市の将来像がわかるよう、本条例を簡潔な文章に要約し、わかりやすく周知することとの意見があり、本案は、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以下、件名は省略いたします。
◇次に、議案第68号につきましては、本案に賛成の立場から、秋田市の特徴ある景観を後世に伝えていくという条例であるが、まだまだ研究不足であると感じるものであり、今後、規則、方針、整備計画などを策定する際に、英知を出して研究に努めること。都市景観の形成は行政主導できちんと進めるべきであり、そのために行政の優秀な能力を発揮するため、しっかりとした指導力を持ってまちづくりが進められるよう、強制力を確保できるようにすること。第24条の支援の実施に当たっては、特に財政的な裏づけをしっかりするよう再度十分に検討することとの意見があり、本案は、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第69号につきましては、本案に賛成の立場から、私有地の保存樹の取り扱いについては、住宅密集地など周辺住宅の変化や所有者の意向を可能な限り考慮することとの意見があり、本案は、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第70号について申し上げます。委員から、宅地開発に関する条例の制定については、北海道、東北地方では検討はしているものの条例化している都市はなく、全国でも条例化しているところは少ない中で、他都市に先駆け条例化した理由は何かとの質問があり、当局から、現在の要綱に基づく行政指導は、任意の協力を求めるものであり拘束力を持たないことから、従うものと従わないものとの間などで、その運用や事業者の意思によっては不公平を生じるおそれがあるため、制度の一層の透明性、公平性を確保するために本条例を制定するものである。このことにより、市民が条例に基づいて基本的な安全性などが確保された良質で低廉な宅地を安心して取得できるようになるとともに、民間活力による市街地の再生が図られていくものと期待しているとの答弁がありました。
◇次に、第17条第2項で規定されている説明会の開催要件を下回る、開発区域の面積が3,000平方メートル未満の開発行為では、要請があっても説明会は開催されないのかとの質問があり、当局から、第17条第1項に説明会開催の努力規定を置き、3,000平方メートル未満の場合でも、要請人数などの状況に応じ、説明会の開催や個別に説明するなどの対応がなされるものであるとの答弁がありました。
 以上の質疑応答の後、本案に反対の立場から、要綱から条例化を図り客観性を持たせて行政指導を徹底しようという点は一定の評価をするものであるが、開発区域の面積が5,000平方メートル未満の場合の防犯灯や街灯などの設置について、現要綱に比べ市の負担につながる可能性が高く、また、説明会開催要件も開発区域の面積が3,000平方メートル以上で周辺住民の3分の2以上の要請が必要であり、本条例は住民にとって厳しい内容になっていることから賛成しかねるとの意見がありました。
 一方、本案に賛成の立場から、安価で良好な宅地を供給することにより、秋田市に住みたい人がふえ、産業も発展していくと考えることから、行政と業界の垣根をなくし、秋田市発展のため透明性を確保しながら協力して宅地開発行政を行うこと。今まで職員は与えられた職務の中で努力してきたと考えるが、業界から日ごろの事務手続に対する不満・要望があったことから、今後市と業界との協議会などを通し、お互いに十分意思疎通を図って宅地開発行政を進めることとの意見があり、本案は、採決の結果、賛成多数をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第71号、議案第73号のうち建設委員会関係、議案第74号及び議案第75号につきましては、慎重審査の結果、いずれも全員一致をもちまして原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第76号につきましては、本案に反対の立場から、訴訟の直接的原因になっているのは、過去に本市と土地所有者が結んだ覚書や契約の不履行から発生しているものであり、この点から考えれば、覚書や契約の履行という立場に立って対応すべき問題であり、附帯控訴すべきではないことから賛成しかねるとの意見がありました。
 一方、本案に賛成の立場から、本訴訟は、ある程度の折り合いをつけて解決すべき時期に来ていると考えるものであり、お互いにいこじにならないよう、譲るところは譲る、譲らないところは譲らないという姿勢で、市のトップを含め、もう少しきちんとした話し合いをし、早期に解決することとの意見があり、本案は、採決の結果、賛成多数をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第79号及び議案第80号につきましては、慎重審査の結果、いずれも全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第87号のうち建設委員会関係について申し上げます。
 委員から、新屋比内町市営住宅用地の地権者は何人で、今回、取得しようとする用地の地権者数とその面積は何平方メートルであるのか、また、その土地の1平方メートル当たりの単価は幾らか、さらに、何年程度で取得が終了するのかとの質問があり、当局から、地権者は25人で、今回の補正予算では2人分の用地の一部1,608.9平方メートルを購入する予定であり、1平方メートル当たりの不動産鑑定評価額は2万7,300円である。将来的には、平成18、19年ころまでに購入する方向で財政当局と協議していきたいと考えている。なお、今回は補正予算で計上したが、今後の用地の取得は当初予算に計上し、一括購入していく考えであるとの答弁がありました。
 次に、(仮称)拠点センター整備事業に関して、床取得から工事委託となったことは唐突であり、大幅な変更と考えるが、これは市と民間のどちらから出た話か、また、床取得は完成してからの支払いなので、工事が途中で中止になっても工事費は支払わなくても済むことから、完成するまではリスクを負うことはないと考えていたが、今回の工事委託の手法はどうなのかとの質問があり、当局から、工事委託への変更は、行政側の事務的検討の結果が大きいものであり、民間活力を導入するという基本的な枠組みは変わっていないが、事務的な作業として少しでも多く工事監理の中に市が入り、特に公共部門について、よりよいものをつくっていきたいということである。リスク対応に関しては、民間業者と協議をし、第三者の連帯保証や工事保証などを契約書などに明記していくことになり、床取得でも工事委託でも基本的には変わらないものであるとの答弁がありました。
 さらに、仮に事業が途中で中止になった場合、そのリスクは結果的に市が負うことになるのかとの質問があり、当局から、市の工事発注の場合は、契約書の中に市財務規則第128条に規定する契約保証金に関する定めがあり、それにならった形で、例えば保証金を納入する方法や履行ボンドを入れる方法などによって契約を行うことになるとの答弁がありました。
 以上の質疑応答の後、本案に反対の立場から、拠点センターは20世紀型のゼネコン中心の箱物行政によるものであるが、東部地区に約7万人もの住民がいることを考慮すると、支所のような行政的な機能や公民館的な機能、特別養護老人ホームなどのような福祉的な機能を備えた市民生活に密着した施設にすべきであること。本市は、今回の補正予算を含め一般会計で約1,345億円、企業会計のうち下水道会計で1,000億円を超える債務があり、さらに、公債費負担比率が18.6%と、綱渡り的な財政状況にある中で、拠点センター整備事業費は関連事業を含め45億1,000万円であるが、施設のランニングコストや東口駅前広場の整備経費など今後かかる費用を合わせれば100億円に迫ることが予想され、本市財政は耐え切れなくなると考えられることから、拠点センターは身の丈にあった施設にすべきであること。拠点センターの用地については、秋田駅東拠点地区土地区画整理事業において、過去に、市が将来の開発の見通しを誤ったために、開発手法を一方的に変更することによって、土地所有者と交わした覚書を破棄したことが現在の裁判の原因になっていること。グラウンドゴルフ場については、太平山リゾート公園は災害復旧や必要最小限の生活道路や接続道路の整備にとどめ、これ以上むだな税金を投入すべきでないことから賛成しかねるとの意見がありました。
 一方、本案に賛成の立場から、拠点センター整備事業については、基本協定締結時に、リスクを負わないよう配慮すること。今まで一貫して拠点センターの必要性を認め成功を願うものであるが、一連の論議の中で、契約方法の変更は結果としてよい方法であると理解するものの、内容の変更に関する説明責任という面でいささか落ち度があったと考えられるものであり、今後このような問題に関する説明については、もっときめ細かく行い、十分に配慮すること。社会経済状況の変化に対応できるよう、工事の実施に当たってはあらゆる事態を想定し、対策を十分検討して進めること。災害時の避難場所として、老人や子供などに対するバリアフリーの施設にすること。施設の年間維持管理費とその官民の負担割合を明確にさせること。大幅な工事の変更によるリスク、瑕疵等については、基本協定で明確にするとともに、基本協定案を議会に事前に示すこと。工事の発注に当たっては、経済情勢を考慮し地元業者に対して配慮すること。環境型設備についてさらに配慮すること。事業の進捗状況を逐一議会に報告し、誤解のないよう意思疎通を図ること。東部地区には約7万人の住民がいるが、公共施設が少ないことから、特に震災があった場合の避難場所として活用できる施設にすること。第二のザ・ブーンとならないよう十分留意して事業を進めること。拠点センターの失敗は許されないものであり、最悪の場合を想定し、責任の所在をはっきりし、万が一失敗したときに市にすべての責任を押しつけられることがないよう、基本協定書、契約書は十分に精査すること。事業費のうち、市債に係る利息がどの程度か明らかにされていないが、事業費と利息の合計額を市民に知らせるべきであり、次の機会までに利息がどのくらいであるか明確にすること。係争中の裁判は、お互いに歩み寄るところは歩み寄って早く解決するよう努力し、よいイメージの施設にすること。バックヤードの絶対量が不足しており、施設の使い勝手をよくするため、地下に確保するなど追加工事を含め、そのあり方について再検討すること。拠点センターの建設は積極的に進めるべきであるが、事業の説明がはっきりしていないように感じるものであり、今回も契約方法の変更については、実際は事務的な変更であったものの、事業の根幹が変わったように感じられたものであり、今後は税金の使い方についてはよりシビアになる時代であることから、だれもがわかりやすく納得できるような説明をすること。本事業はPFIの変形であり、公共施設においても所有権や管理運営の形態、それに伴うリスク分担をどうするかという問題が出てくるものであり、こういう問題を踏まえて議会にもわかりやすく説明するとともに、万が一失敗した場合は、当然行政訴訟で責任の所在を追及され、その人が損害賠償という形で責任を負う時代になることから、税金の使い道をきちんと踏まえた事業とすることとの意見があり、本案は、採決の結果、賛成多数をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
◇次に、議案第88号につきましては、慎重審査の結果、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。
◎議案の審議
○議長(高橋智徳) 各委員長報告のうち、最初に、総務委員長の報告に対し質疑を行います。質疑ございませんか。
     【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 質疑なしと認めます。
 次に、厚生委員長の報告に対し質疑を行います。質疑ございませんか。
     【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 質疑なしと認めます。
 次に、教育産業委員長の報告に対し質疑を行います。質疑ございませんか。
     【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 質疑なしと認めます。
 次に、建設委員長の報告に対し質疑を行います。質疑ございませんか。
     【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 質疑なしと認めます。
◎討論
 これより討論を行います。
 通告により順次発言を許します。米山七郎さん。
     【21番 米山七郎議員 登壇】
○21番(米山七郎) 日本共産党の米山七郎でございます。日本共産党議員団を代表して、議案第87号平成14年度秋田市一般会計補正予算(第1号)の件外3件について、各委員長報告に対して意見を述べます。
 議案第70号秋田市宅地開発に関する条例を設定する件についてです。
 秋田市の都市環境の創造および保全に関する制度体系の見直しに対応し、宅地開発に関して条例化し、基準をできるだけ客観的にして行政を実施しようとするものであります。この点としては一定評価できるものでありますが、1、第14条、防犯灯等の設置義務についてです。5,000平米未満の宅地開発については規制を緩和しており、現行の宅地開発指導要綱に比べても後退しております。その結果、5,000平米未満の宅地開発の場合の街灯設置や防犯灯などの設置は、秋田市や市民の負担と責任で実施することにつながる可能性が大であります。
◇2、第17条、説明会の開催についてです。現行の宅地開発指導要綱では、「開発事業者は、開発行為をしようとする場合は、あらかじめ開発区域周辺の住民等に当該開発行為の計画について周知することとし、その際、周辺住民等の意見等を十分尊重するなど必要な調整を行うものとする」と義務づけています。しかし、条例案第17条では、これも規制を緩和して、「周辺住民から説明会の開催を求められたときは、これに応ずるよう努めなければならない」とし、単なる努力規定に格下げしております。しかも、3,000平米以上の宅地開発にだけ開発行為にかかわる説明会を求めることができるとして、説明会開催を求める者の3分の2以上の同意を必要条件とし、厳しく規定しようとしています。これでは、宅地開発業者と関係住民との納得と合意は不可能になる可能性が大であります。結果的に、この条例案第1条の「目的」、「優良な宅地開発を促進するとともに、計画的で秩序あるまちづくりを推進し、良好な居住環境の整備を図ること」に反することにつながります。よって賛成できません。
◇議案第76号附帯控訴を提起する件についてです。
 秋田市が附帯控訴する原因となっているのが、平成10年11月13日提訴された土地明渡し等請求事件と、平成13年12月21日のその判決です。この裁判が起こされた原因を歴史的に調べてみれば、昭和59年当時、秋田駅東西連絡通路、すなわちWeロード建設計画に絡んでの取りつけ道路2,987平米の貸し付けなどの覚書や、契約をなぜか秋田市が一方的に破ったところにあります。Weロードは、当初地下方式が検討され、そして昭和62年2月当時、現在の高架方式に決定され、63年、1991年4月完成され、今日に至っています。この間にWeロードの下から秋田駅東側に通ずる道路に関する契約や覚書は、3回、秋田市側と原告側に当たる三浦昇二郎さんなどと結んでいるのです。それらの中心内容は、1、Weロードの取りつけ道路相当面積分を秋田市が三浦さん方に代替地として提供する。2、昭和62年4月1日に締結された契約では、その土地の賃貸借期間は、代替地提供を前提にして10年間、1998年までとなっているのです。
 第一審の証人調書では、その当時、これらの秋田市の行政事務を担当していた複数の元都市開発部長の方々は、当然これらの覚書や契約内容は履行すべきであるし、されるものと思っていたとの趣旨の証言を行っています。これらの点から考えて、この附帯控訴の原因となった裁判の原因は、秋田市の行政、それらの覚書や契約不履行にあることは明らかであります。したがって、附帯控訴は行わず、話し合いによる解決の方向を誠実に追求すべきであります。よって賛成しかねるものです。
◇次に、議案第87号平成14年度秋田市一般会計補正予算(第1号)の件についてです。
 第3款民生費第1項社会福祉費第5目医療給付費、老人保健医療事業会計繰出金2,312万円についてです。これは自公保連合の小泉内閣が衆議院で強行採決し、今、参議院厚生労働委員会で審議されている健康保険法等の改正案の中での老人医療改悪にかかわる部分に対応するための予算であります。
 具体的には、70歳以上の高齢者の医療を改悪するためのソフト開発などの事務費に充当するために、老人保健医療事業会計に繰り出そうとするものであります。高齢者の多くは、今でも介護保険料、さらには介護保険利用料の負担で生活が圧迫され、これでは年をとったら早く死ねと言わんばかりだと叫んでいるではありませんか。それに、また今度の老人医療の改悪です。現在、外来など、200ベッド以上の病院の場合、1カ月5,300円あれば安心して医療を受けることができているのに、今度は10月から、その定額制を廃止して、入院、外来とも1割負担の導入です。一定以上の所得の高齢者には2割の自己負担です。これらの準備のための予算にどうして賛成できるでしょうか。高齢者と高齢者を抱える家族の命と暮らしの破壊であります。
 次に、第8款土木費第5項都市計画費1目都市計画総務費、(仮称)拠点センター整備事業費11億4,100万円についてです。日本共産党市議団は、拠点センター建設は、日本全国至るところにあり、失敗している20世紀型のゼネコン中心の箱物行政であり、根本から見直すべきであると主張してきました。同時に、駅東側には7万以上の方々が住んでいることから、支所的な行政機能、公民館、コミュニティセンター、福祉施設、特別養護老人ホームなど、生活密着型の公的施設建設などを提案してきました。また、秋田市財政の現状から見ても、非常に無理があります。
 一般会計予算の今回の補正で、14年度末現在で1,345億円の市債残高であります。また、企業会計の一つの例、下水道会計の平成13年度末現在、企業債残高だけ見ても、これも約1,022億円余りであります。平成12年度決算で見ても、経常収支比率78.6%、公債費負担比率18.6%であり、財政は破綻に近い状態であります。秋田市の身の丈に合ったものと生活密着型に切りかえるべきであります。
 同6目公園整備事業費についてです。グラウンドゴルフ場をリゾート公園内に整備するためなどの予算です。大失敗したゼネコン中心の太平山リゾート事業に、今でも市民は膨大な借金・返済の負担などをしています。これ以上むだな支出はやめるべきです。土砂崩れなどを初めとする災害防止や必要最小限の道路などに限定すべきであります。
 これらの点から、議案第87号平成14年度秋田市一般会計補正予算(第1号)の件については賛成できません。
◇最後に、議案第89号平成14年度秋田市老人保健医療事業会計補正予算(第1号)の件についてです。この件については、一般会計補正予算の福祉保健部関係、老人保健事業会計繰出金2,312万円のところで述べた同趣旨で賛成しかねるものです。
 これで、日本共産党議員団を代表して反対討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(高橋智徳) 前田喜蔵さん。
     【33番 前田喜蔵議員 登壇】
○33番(前田喜蔵) 新社会党・護憲連合の前田喜蔵です。議案第70号秋田市宅地開発に関する条例を設定する件について反対討論を行います。
 地方自治体において条例を設定するということは、住民自治の基本的問題であり、極めて重大なことであります。今、秋田市では、条例をめぐって解釈ミス、あるいは謝罪問題や、石川前市長の功労者表彰にかかわる条例適用と市民感情問題などが報道されるなど、その取り扱いは慎重でなければなりません。このような状況にあって、本条例案には次のような欠陥と成文上の問題、さらには、市長の公約である市民主体の政治姿勢にも問題があり、これには反対するものであります。
 第1点、宅地開発にかかわる行政上の指導としての現要綱の内容と対比するとき、本条例案は現要綱より後退し、住民より事業者を優遇する内容になっており、認めるわけにはまいりません。すなわち、@条例案第5条(問題、紛争等への対応)について見れば、現要綱では、「開発事業者の責務において対処し、これらを解決するものとする」と極めて明快であります。本条例案では、「開発事業者は、その解決に努めなければならない」という努力規定に終わっております。仮に趣旨が同じであるというなら、解釈上の疑義を残さないため、条例成文を現要綱のごとく、明快に「その責任において解決するものとする」と文言の修正を行わなければならないが、そのままであります。条例適用に混乱を持ち込むものであり、認めるわけにはいきません。反対であります。
 A、第14条(防犯灯等)についてであります。現要綱に基づく指導実績は、開発面積1,000平方メートル以上には電柱2本に1灯の設置をしております。さらに、施設は水銀灯40ワット、高力率型110ボルト、40ワットと明快であります。明るいまちづくりに積極的であったのでありますが、本条例案では、5,000平方メートル以上の場合でよいことになっており、大幅な後退であります。例えば、おおよそ20棟団地の開発では、仮に町内会との連絡があっても、2年以上もの間、防犯灯のない団地となり、それは暗さが原因となる犯罪を誘発しかねない危険性を持つものであります。このことは、市民の求めておる明るいまちづくりとは正反対のものになるし、さらにこの条例の上位に置かれている秋田市都市環境の創造および保全に関する基本条例案の第2条(基本理念)の第1項第1号の「すべての市民が、安全に、かつ、安心して暮らし、日常生活を営む地域社会の中で助け合うことができる生活環境づくりであって、生活に便利な施設、身近な公共公益施設等が整備された文化的な生活環境づくりをめざすこと」としたこの基本理念から逸脱したもので、認めるわけにはいきません。反対であります。
 B、第17条(説明会の開催)、現要綱には説明会の設置規定はないが、説明会の形にとらわれない、もっと自由に運用され、事業者は計画の周知とともに、その際、「周辺住民等の意見等を十分尊重するなど必要な調整を行うものとする」とあり、さらに、第5条第2項で、それに関連し、開発行為に起因する問題等が生じた場合、市長は事業者に対し、周辺住民などと協議した経過書などの提出を求めたり、事情を聴取するなど、必要な措置を講ずることができるものとすると、住民の立場に立った市長の関与のあり方まで成文化されておりますが、本条例案では、事業者の周知義務はあっても、現要綱のような措置はカットされておるのであります。もしそれが生かされるなら、明文化すべきであるし、恣意的な扱いであってはならないのであります。周知義務はあっても、住民との意見紛争にかかわる公式の機会は説明会でありますが、その開催が3,000平方メートル以上の規模面積に限定するとともに、周辺住民などの3分の2以上の同意が必要とされており、非常に厳しい運用になっております。しかも、3分の2になっても、自動的に義務的に開催するものになっておらないのです。現要綱より大幅に後退しており、住民サイドより事業者優先の条文であり、反対するものであります。
 最後に、市長は、公約として、またあらゆる機会にその市政運営の基本的な姿勢を市民の立場、市民の目線にと、強調されておりますが、この条例案には市民サイドへの目配りが今より後退していることを指摘せざるを得ません。冒頭にも述べましたが、条例の果たす役割は自治の基本であり、きちんとしたものでなければならない。また、市民の感情や実情とかけ離れた条例であれば、直ちに見直しし、修正、補完する姿勢が大事であります。庁内の現要綱の中には、例えば街区公園内の休憩所設置等にかかわるものなど、条例化しなくても市民サイドでの環境保持を図っているということを具体的に指摘をしてきたところでありますが、さらに加えて指摘するなら、秋田市中高層建築物の建築に係る紛争の予防および調整に関する条例などは、いまだ不十分とはいえ、27条にわたって事細かに条例化しておるのであります。こうした経過と実情を踏まえ、市長に私はその見解を求めましたが、進展はなかったのであります。このような状況では、改めて、本条例案を認めることはできません。反対するものであります。
 以上をもって反対討論といたします。
○議長(高橋智徳) 以上で通告による討論は終わりました。これで討論を終わります。
◎議案の審議
 これより採決を行います。
 最初に、日程第1議案第65号秋田市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する件から日程第5議案第69号秋田市都市緑化の推進に関する条例を設定する件まで、以上の各案を一括採決いたします。以上の各案は各委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、以上の各案は原案のとおり可決されました。
 次に、日程第6議案第70号秋田市宅地開発に関する条例を設定する件を採決いたします。本案は委員長報告のとおり原案を可決することに御賛成の方の起立を求めます。
     【賛成者起立】
○議長(高橋智徳) 起立多数と認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、日程第7議案第71号秋田市屋外広告物条例の一部を改正する件から日程第11議案第75号平成13年度秋田市下水道会計補正予算(第3号)に関する専決処分について承認を求める件まで、以上の各案を一括採決いたします。以上の各案は各委員長報告のとおり原案を可決、承認することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、以上の各案は原案のとおり可決、承認されました。
 次に、日程第12議案第76号附帯控訴を提起する件を採決いたします。本案は委員長報告のとおり原案を可決することに御賛成の方の起立を求めます。
     【賛成者起立】
○議長(高橋智徳) 起立多数と認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、日程第13議案第77号住居表示の実施区域および当該区域における住居表示の方法を定める件から日程第22議案第86号秋田市立中通小学校管理棟南側大規模改造工事請負契約を締結する件まで、以上の各案を一括採決いたします。以上の各案は各委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、以上の各案は原案のとおり可決されました。
 次に、日程第23議案第87号平成14年度秋田市一般会計補正予算(第1号)の件を採決いたします。本案は各委員長報告のとおり原案を可決することに御賛成の方の起立を求めます。
     【賛成者起立】
○議長(高橋智徳) 起立多数と認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、日程第24議案第88号平成14年度秋田市土地区画整理会計補正予算(第1号)の件を採決いたします。本案は委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、日程第25議案第89号平成14年度秋田市老人保健医療事業会計補正予算(第1号)の件を採決いたします。本案は委員長報告のとおり原案を可決することに御賛成の方の起立を求めます。
     【賛成者起立】
○議長(高橋智徳) 起立多数と認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、日程第26請願第20号就学援助の充実について(一部)から日程第28陳情第75号有事関連三法案の慎重審議についてまで、以上を一括採決いたします。以上の各請願、陳情についての各委員長報告は採択であります。各委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、以上の各請願、陳情については採択と決定いたしました。
      ――――――――――――――――――――
◎閉会中の審査
 日程第29 閉会中審査の件

○議長(高橋智徳) 次に、日程第29閉会中審査の件を議題といたします。
 両委員長からお手元に配付いたしてございます申出書のとおり閉会中の継続審査の申し出がございます。
 お諮りいたします。両委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、両委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
      ――――――――――――――――――――
◎意見書
 日程第30 (議)第6号 非核三原則の堅持に関する意見書提出の件から

 日程第32 (議)第8号 介護保険制度の改善に関する意見書提出の件まで

○議長(高橋智徳) 次に、日程第30(議)第6号非核三原則の堅持に関する意見書提出の件から日程第32(議)第8号介護保険制度の改善に関する意見書提出の件まで、以上の各案を一括議題といたします。
 お諮りいたします。以上の各案は、議員全員の発議でございますので、直ちに採決することとし、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、以上の各案は国会及び関係行政庁に意見書を提出することに決定いたしました。
      ――――――――――――――――――――

 日程第33 (議)第9号 未就学児の医療費無料化の実現に関する意見書提出の件

○議長(高橋智徳) 次に、日程第33(議)第9号未就学児の医療費無料化の実現に関する意見書提出の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本案は提出者の説明を省略いたしたいと思いますが、このことに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。
 これより質疑を行います。質疑ございませんか。
     【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、このことに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
 これより討論を行います。討論ございませんか。
    【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 討論なしと認めます。
 これより採決を行います。日程第33(議)第9号未就学児の医療費無料化の実現に関する意見書提出の件は原案のとおり決定することに御賛成の方の起立を求めます。
     【賛成者起立】
○議長(高橋智徳) 起立多数と認めます。したがって、本案は国会及び関係行政庁に意見書を提出することに決定いたしました。
      ――――――――――――――――――――
◎推薦
 日程第34 秋田市農業委員会委員推薦の件

○議長(高橋智徳) 次に、日程第34秋田市農業委員会委員推薦の件を議題といたします。本件は、現委員が7月19日をもって任期満了となりますので、新たに農業委員を推薦するものであります。
 お諮りいたします。農業委員会等に関する法律第12条第1項第2号の規定により、議会推薦の農業委員は5人とし、武藤真作さん、猪股竹作さん、瀬田川栄一さん、米山七郎さん、田口聡さんを推薦いたしたいと思いますが、このことに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、以上の5人の皆様を農業委員に推薦することに決定いたしました。

      ――――――――――――――――――――
◎議員派遣
 日程第35 議員派遣の件

○議長(高橋智徳) 次に、日程第35議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。地方自治法第100条第12項及び秋田市議会会議規則第159条の規定により、お手元に配付いたしてございます議員派遣の件のとおり議員を派遣いたしたいと思いますが、このことに御異議ございませんか。
    【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、お手元に配付いたしてございますとおり、議員を派遣することに決定いたしました。
      ――――――――――――――――――――
◎同意
 日程第36 同意第3号 秋田市固定資産評価員の選任について同意を求める件及び

 日程第37 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について意見を求める件

○議長(高橋智徳) 次に、日程第36同意第3号秋田市固定資産評価員の選任について同意を求める件及び日程第37諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦について意見を求める件を一括議題といたします。
 説明を求めます。市長。
     【佐竹敬久市長 登壇】
○市長(佐竹敬久) 本日提案いたしました人事案件について説明申し上げます。
 同意第3号秋田市固定資産評価員の選任について同意を求める件についてでありますが、現秋田市固定資産評価員高橋健一氏から平成14年6月30日をもって辞任したい旨の申し出があり、その後任の選任について大山幹弥氏を選任いたしたく、地方税法の定めるところにより議会の同意を求めようとするものであります。
 次に、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦について意見を求める件は、現委員の大山秀二氏の任期が平成14年7月31日をもって満了するため、その後任について奥山彌佐子氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法の定めるところにより議会の意見を求めようとするものであります。
 両氏の略歴につきましては別紙に記載のとおりであります。
 よろしく御審議の上、適切な決定を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋智徳) お諮りいたします。
 以上の2件は人事のことでございますので、直ちに採決することとし、最初に、日程第36同意第3号に同意することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、同意第3号は同意することに決定いたしました。
 次に、日程第37諮問第1号は諮問のとおり同意することに御異議ございませんか。
     【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(高橋智徳) 御異議なしと認めます。したがって、諮問第1号は諮問のとおり同意することに決定いたしました。
 以上で本日の日程は終了いたしました。
      ――――――――――――――――――――
◎市長の挨拶
 市長のあいさつ

○議長(高橋智徳) この際、市長から発言の申し出がありますので、発言を許します。市長。
     【佐竹敬久市長 登壇】
○市長(佐竹敬久) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 平成14年6月市議会定例会は本日をもちまして閉会となりますが、今議会に提出した条例案及び補正予算案等の案件については、いずれも適切な御決定をいただきました。
 今後の市政運営に当たりましては、引き続き厳正かつ効率的な事務執行に努め、各種施策の着実な実施に向け、全庁挙げて努力してまいりますので、議員各位のなお一層の御協力をお願い申し上げるものであります。
      ――――――――――――――――――――
◎議長の挨拶
 議長のあいさつ

○議長(高橋智徳) この際、閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
 今期定例会は、6月12日に招集され、本日まで17日間にわたりましたが、会期中における議員各位並びに市長初め職員の皆様の御尽力に深く敬意を表するとともに、議長に寄せられました御協力に対し厚くお礼を申し上げます。
 当局におかれましては、審議の過程で表明されました議会の意見等を十分尊重されるとともに、より一層効率的な行財政運営に当たられることを切望いたしまして、閉会のごあいさつといたします。
      ――――――――――――――――――――
◎閉会
 閉    会

○議長(高橋智徳) これで6月秋田市議会定例会を閉会いたします。

               午前11時14分 閉 会



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